視覚障害者へ配布するPDF文書について

PDF文書のスクリーンリーダー対応

一般に、インターネットで配布される文書にはPDF形式で作成されたファイルが利用されます。PDFファイルは、無料で利用できるAdobe Acrobat ReaderやWebブラウザで表示することができて、情報共有には便利なファイル形式です。自治体や企業の情報開示、情報交換では、ほとんどの場合PDFが使われるといってもよいでしょう。

しかし、このPDF形式のファイルは、視覚障害者が利用するスクリーンリーダーではその内容を適切に把握することができない場合があります。スクリーンリーダーを利用する視覚障害者への配布を前提とするためには、PDFファイルが正しく読み上げられるかどうかを確認する必要があります。

もし、スクリーンリーダーでPDFファイルの内容を把握するのが困難な場合には、PDFファイルをAdobe Acrobat(製品版)を用いて改良する(アクセシビリティ対応)ための作業を行うか、又は同等の内容を持つテキストファイルを提供することが求められます。

PDFファイルの読み上げを簡易的に確認する方法

読み上げを正確に確認するには、PC-Talker などのスクリーンリーダーを入手してテストすることが必要ですが、簡易的に確認するには、PDFファイルからテキストファイルを生成して確かめる方法があります。この方法で、代替のテキストファイルを作成することもできます。

手順

  1. Adobe Acrobat Readerで対象のPDFファイルを開きます。(Adobe Acrobat Readerをインストールしていない場合は、https://acrobat.adobe.com/jp/ja/acrobat/pdf-reader.html からダウンロードしてください)
  2. Adobe Acrobat Readerのメニューで、「ファイル」「テキストとして保存」を選択します。
  3. 保存場所としてデスクトップなど任意の箇所を選びテキスト形式で保存してください。
  4. 保存したテキストファイルをメモ帳などで開き、内容が正しいか(見出しと本文の順番、図などが挿入されていた箇所前後の文章等の順番)を確認します。
  5. 内容を把握するのが難しいと判断されるようであれば、そのテキストファイルを元にして、PDFファイルの代替テキストファイルを作成してください。
Adobe Acrobat Reader のメニュー画面

このファイル(sample.pdf)PDFファイル をもとに上記の手順で作成したテキストファイル(sample.txt)です。参考にしてください。

PDFファイルをアクセシブルにする方法

ここでは簡易的な方法を紹介しましたが、さらにPDFファイルをアクセシブルにする方法を知りたい方は、以下のページなどを参考にしてください。